2025
11/04
Tue
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清水看護専門学校助産学科の学生向けシムマムシミュレーション授業を実施しました
こんにちは、医療秘書のケイコです。
今回は、清水看護専門学校助産学科の学生を対象に行われた、産科シミュレーター「シムマム®」を用いたシミュレーション授業の様子をご報告します。
静岡市立清水病院では、2023年度に鈴与株式会社からのご寄付を活用し、増設された「清水地域医療人材育成事業費助成金」を使って、シムマムを共同で購入しました。このシミュレーターの導入により、助産師や学生がより安全に、かつ現場に近い環境で技術を学べる体制が整いました。


授業は2日間にわたり、計4症例をシミュレーションしました。1日目は「妊婦患者のアナフィラキシーショック対応」と「産後の肺塞栓症対応」、2日目は「常位胎盤早期剝離患者対応」と「産後出血患者対応」です。シミュレーションは、実際の病棟に近いレイアウトで行われ、シムマムも異常呼吸、バイタル変化、胎児心音の変化、大量出血など、リアルな症状の変化を再現しました。

授業の最後にはリフレクションを行い、学生たちは自らの判断や対応を振り返る時間を持ちました。参加した学生からは、「現場さながらの状況で体験できて勉強になった」「緊急時の判断力が身についた」という声が聞かれ、学びの深さを感じることができました。

今回のシミュレーション授業を通じて、学生たちは安全な環境の中で実践力を養うことができ、今後の助産師教育に大きく貢献する取り組みとなりました。




