01/14
Thu
地域基盤型実習始まる
こんにちは 医療秘書のケイコです。
慶應義塾大学の地域基盤型実習が今週から始まりました。
今年で6年目になります。
新型コロナウイルスの流行の終わりが見えない中、
開催が危ぶまれましたが何とか受け入れることができました。
今回は前期2名、後期2名の学生さんが実習します。
学生さんが希望した科を2科、2週間ずつ研修します。
前期の二人はリハビリテーション科と小児科そして消化器内科と呼吸器内科の組み合わせになりました。
初日は研修担当の先生から約4週間のプログラムの説明、電子カルテの使い方、病院施設の説明をうけました。
リハビリテーション科では初期臨床研修医の先生や見学に来ていた他学の学生さんと一緒に病棟、リハビリテーション室などをまわり患者さんの治療の様子などを先生から説明されました。
消化器内科では検査の見学をさせていただきました。多くの指導医の先生にまじって熱心に検査画面を見つめていました。
せっかくなので実習開始前にお二人にインタビューをしてみました。
A君
●当院を実習に選んだ理由はなんですか?
「自分は去年の六月に病院見学を行った際に、清水区の医療を包括的に担う清水病院の地域医療の在り方が大変勉強になり、また、三保の松原や日本平などの風光明媚な自然に囲まれている立地も魅力的で、今回実習をさせていただくことを希望いたしました。」
●現時点でどんなお医者さんになりたいですか?
「特に希望の科はまだありませんが、自分は外科系の手技が苦手なので、内科系やマイナー科の科で自分の特性に合う道に進みたいです。その選んだ科で患者さん個々人のバックグラウンドにまで寄り添った治療をできる医師を目指します。」
●今回の実習で経験してみたいことはどんなことですか?
「自分は今回、消化器内科と呼吸器内科の2つの内科で実習させていただくので、内視鏡検査や気管支鏡検査などの内科系の手技を見学させていただき、また、他の病院ではあまりない救急車同乗の実習で、地方の救急医療の現場を肌で勉強したいです。」
●清水病院の初印象はどうでしょう?
「去年の病院見学でも感じましたが、自分は海が好きなので海辺が目の前にある立地は景色もよくとても綺麗で素晴らしく思います。また、各科の先生やスタッフも分け隔てなく連携して働かれているように感じました。」
●その他に何かありますか?
「3週間という短い期間ですが、コロナの市中感染が収まらない中で医学生の実習を受け入れていただいた清水病院に感謝しつつ、できるだけ多くの現場の地域医療を肌で学んでいきたいと思います。」
Bさん
●清水病院を選んだ理由は何ですか?
「今まで東京の病院しか受診したことも実習したこともなかったので、首都圏ではない地方の病院で実習をしてみたかったからです。地域基盤型臨床実習を清水病院で行われた1つ上の先輩が様々な経験をさせていただけるし、症例も診ることができるので良いと仰っていたからです。1,2月の気温が氷点下を下回ることはほとんどなく、過ごしやすそうというのもあります。」
*けいこ注)実習初日は清水では珍しく氷点下になりました。びっくりしたと思います。
●現時点でどのような医師を目指していますか?
「志望科は、あまり絞れていませんが、小児科・リハビリ科・内科を考えています。また、大学院も卒業して研究と臨床の両方に取り組みたいので、研究のやりやすい科に進みたいと思います」。
●実習で経験してみたいことは何ですか?
「普段の大学病院の実習では、病棟の患者さんの問診をとることがメインとクルズスが主な内容で、手技や処置の見学はほとんどできないので、手技や処置の見学を少しでも経験してみたいです。」
●清水病院の初印象はどうでしょう?
「事務の方、先生方、看護師の方、そのほかのスタッフの方全員が優しくて、明るいことが非常に印象的です。緊張が少しほぐれました。また、病院の建物も予想より綺麗で、広かったです。」
●その他何かありますか?
「初めて東京から出て実習を行うので不安もありましたが、優しい先生方や病院の方々が迎えてくださり、この病院ならば安心して3週間過ごせるだろうと思っています。東京では、新型コロナウイルスの感染拡大で十分な実習を行えないこともありましたが、この状況下で実習を受け入れていくださったことに感謝して地域基盤型実習では多くのことを学べるように実習を行いたいと思います。3週間よろしくお願い申し上げます。」
初日から温暖な清水としては気温が低くお二人ともびっくりされたと思います。
熱い先生たちに囲まれて充実した実習がおくれるように、ケイコも応援しています。