04/06
Tue
研修医にインタビュー①【特別編】
こんにちは! 医療秘書のケイコです。
今回は研修医にインタビューの特別編「研修医に人気のある先生にインタビュー!」を企画しました。
その人気のある先生「脳神経外科 望月洋一医師」に突撃インタビューしてきました!
それでは人気の秘密を探ってみましょう。
●研修医のあり方について
研修医の2年間は本当に大事。この2年間でいかに診療に積極的に関わるか経験する中で、今後の医師としての成長における「発射角度」が変わってくると思う。研修医時代に医師として飛び立つ基盤・方向性などが確立するのでその時の経験次第で飛び立った医師として伸び率(伸びしろ)も到達点も全く違うものになるのかなと。例えば発射角度が低ければ到達地点も低いものになるみたいな。
研修医1・2年目だからできることとして、色々な先生と関われるチャンスが多いからこそ多くの先生と関わってバカな質問でもなんでも聞いたほうがいい。とにかく視野を広げる、積極に関わっていく。自分には関係ない重症患者であっても診察するのだっていいと思う。
研修医には「主体的にやらせる」「任せる」ようにしているのでそこで責任感を覚え、力をつけていってもらいたい。困った時はいつでも相談できる状況にし、見守る体制を作っていきたい。
●望月先生が研修医だった頃と今
僕たちは今の研修医制度(スーパーローテーション)の1期生だった。
現在の研修医制度が始まる前からすでに研修医を育てるシステムを実施している病院に就職。その時の倍率はなんと8倍!とても人気のある病院だった。
もともと内科死亡で1年以上内科医をやってきたけど自分に合わないことが分かり内科は断念。まずは視野を広げ、幅広く診療ができる救急医として4年を過ごし、その後、今の脳神経外科を選択した。
脳神経外科は悪い所を手術で治すことができ、結果もすぐ出るので自分にあっていると思う。
●今の研修医について
今の研修医に関しては、ある意味守られすぎている気がする。印象としては「お客様みたいになってローテーション(時間)だけが過ぎていく」という感じがして、学校の実習延長程度で終わってしまっているのではないかと。責任感を育むには難しい環境になっていると思う。今の研修医は人間らしい生活が送れているね。
次回は望月先生ご本人について休日の過ごし方や趣味を
ご紹介したいと思います。
お楽しみに~💛