2021
11/05
Fri

骨髄針の講義&実習

こんにちは医療秘書のケイコです。

静岡市内のコロナ感染者の報告数がゼロになる日が増えてきました。ようやく第5波が終息したようです。年明けには第6波の襲来も予想されています。当院の医療関係者の3回目の接種も計画中です。万全の体制で臨む予定です。

 

毎年、1年目の初期研修医に向けての実技講座も順調にすすんでいます。
先日は「骨髄針」の使い方の講義と実習がありました。
その様子をお伝えします。先生から伺ったところ骨髄針を使う場面はそんなに多くないそうです。重症患者さんに点滴をするとき、血管に針がうまく入らない場合のもう一つのルートとして骨髄(骨の中心の部分)に針をさすそうです。
それだけに常に経験できることではないので日頃からの練習が大切になります。

今回はまず骨髄針の使い方を座学で学びました。

 

次にインストラクターの指導の下、実際の骨を模したプラスティックモデルを使って骨髄針を挿入してみました。専用の電動ドライバーのようなものを使って埋め込んでいきます。

「キューン」という軽い音をたてながら一瞬で骨の中に針が入っていきます。骨髄針を
使うような場面は一刻を争うのでこのスピード感は大切なんだろうなと素人ながら感じました。
実際は骨の周りに筋肉、皮下組織、皮膚などがあるため今日のようにむきだしの骨に
刺すわけではないのですが挿入までの手順を皆さんしっかり確認していました。

最後に本物の牛の骨を使ってより実物に近い感触を確かめて実習を修了しました。
どの先生も真剣な表情で実習に臨んでいたのが印象的でした。

ブログについて

静岡市立清水病院の医療秘書、私ケイコが清水病院の日常と、研修医のみなさんの様子などをお伝えするブログです。

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