2025
10/23
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初期研修医を対象に骨髄針研修とPICC研修を実施しました
こんにちは、医療秘書のケイコです。
当院ではこのたび、初期研修医を対象にメーカーと指導医による「骨髄針研修」と「末梢挿入型中心静脈カテーテル(PICC)」の研修を行いました。
研修の前半では、骨髄針の構造や使用目的、緊急時における適応などについて講義を受け、実際にモデルを用いた穿刺手技の体験を行いました。短時間で確実な血管確保が求められる現場での重要性を再確認する機会となりました。


後半は、PICC研修を行いました。
中心静脈カテーテルとは、薬剤や栄養を体の深部にある太い血管へ投与するためのチューブです。従来は首や胸から挿入する方法が多く使われてきましたが、近年は腕の静脈から挿入できるPICCが普及しており、感染リスクが低く患者さんへの負担が少ないとされています。研修ではまず、メーカーの方からキットの構造や内容について詳しい説明を受け、実際に動画を見ながら使用方法を学びました。

次に、研修医同士で超音波(エコー)を使ってお互いの腕の血管を観察し、血管を見つける手技を体験しました。

最後には、専用のシミュレーターを使ってPICCの挿入を実践し、手技の流れとポイントを確認しました。 今回の研修には初期研修医6名が参加し、PICCの基礎から実践までを体系的に学ぶ貴重な時間となりました。
参加した先生方からは、「実際に触れて体験することで理解が深まった」「今後の現場での自信につながる」といった声も聞かれました。
これからも当院では、若手医師の成長を支えるための実践的な教育や研修を積極的に行い、より安全で確実な医療の提供に努めてまいります。




